登録団体

「防災ママかきつばた」は、愛知県を主な活動拠点とする市民活動団体で、子育て中のママたちが中心となって、防災に関する啓発活動や情報発信を行っています。
その活動内容は、大きく分けて以下の5つの柱で構成されており、設立された2016年3月15日以来、広範囲にわたる活動を展開中!
団体概要と理念

防災ママかきつばたは、「防災は生活の土台・生きる力」であるとし、親子の防災文化を作り、みんながどんな時でも生き抜き、助け合い、笑顔で生活できる社会をつくることを理想として掲げています。日々の使命として、防災が当たり前の社会にするため、知り、考え、行動し続けることを実践し、伝え続けています。
主な対象は子育てママですが、特に乳幼児向けの防災 や、食物アレルギー、発達障がい、外国人など、特別なニーズがある方への啓発にも力を入れています。
団体には、防災士、防災介助士、看護師、管理栄養士、気象予報士、整理収納アドバイザーなど、専門的な知識を持つママパパたちが在籍しています。
設立から8年間で、1,900回以上の活動を実施し、のべ23,610人以上(対面・オンラインでの講座やイベント出展)に直接啓発を行っています(2024年時点)。メディア掲載実績は550回以上にのぼります。
1. 情報発信

防災ママかきつばたは、各媒体に合わせた情報発信を積極的に行っています。
- 媒体と実績:アメブロ、Facebook、インスタグラム、YouTube、X(旧Twitter)、COOKPADなど、複数のSNSを活用しています。
- ブログは月間30,000PVを以上記録したこともあります(2025年9月)。
- ライブ配信(Facebook・インスタ・YouTube)はコロナ禍から5年以上継続しており、リアルタイムでの防災発信を行っています。
- 内容:防災食の備蓄(例:いかの味付け缶、アルファ米、小麦胚芽のクラッカー) や、災害時のアイデア(例:付箋の活用、ペットシーツをおもらし対策や台風対策に使う方法)、防災グッズの紹介(例:自動点灯ライト、コンセントタップ)など、日常に取り入れやすい情報を発信しています。
2. 講師活動
対象者に合わせて内容をカスタムし、対面、オンライン、配信を駆使して講座や講演会、イベント出展を実施しています。
- 提供内容:地域で起きる災害や過去の災害の事例、講師自身の失敗談や成功体験、携帯トイレの使い方、防災クッキング、絵本の読み聞かせなどを盛り込んでいます。
- 対象と実績:子育て支援センター、町内会、ボランティアセンター、学校(小学校、中学校、高校)、助産師会、ハウジングセンター、生涯学習センター、企業など、幅広い場所で依頼を受けています。毎月10回程度の講師活動を行っており、多い時では18回行いました。リピーター様も多いのが特徴です。




3. 主催企画
子育て中のママたちが参加しやすい環境を整え、「防災」を身近に感じてもらうためのイベントを企画・開催しています。
- 主なイベント:
- 防災ママカフェ🄬(200名以上参加実績あり)
- クリスマスぼうねんかい
- 防災頭巾ワークショップ、家具固定講座、防災BBQ、防災映画上映会、防災講演会
- 防災カードゲーム体験cafe(刈谷市民ボランティア活動センターで開催)
- 特徴:開催時には、託児グループ、防災ボランティア、専門家、地元企業と連携して実施しており、毎回満席となるなど、子育てママに人気があります。

4. 啓発品開発
対象者に合わせて、楽しく防災を学べる啓発品を開発しています。開発においては「作って終わりにしない」ことを重視し、他団体を巻き込むことで広がりと繋がりを生み出しています。
- 親子防災絵本「ちきゅうくんのくしゃみ」:愛知県初の乳幼児親子防災絵本として、2018年3月に発行し、2025年9月に7年ぶりに大幅改訂しました。愛知県内外の120名以上の意見と最新防災情報を反映し、食物アレルギーや発達障がい、外国人など特別なニーズがある親子へのメッセージも盛り込まれています。英訳も掲載し、多言語翻訳にも力を入れています。
- おえかきパン缶:障がい者支援にもつながる啓発品です。防災食のパンの缶詰を、思い出にも、飾りたくなる備蓄品にするワークショップも開催されています。
- 暮らしに備える防災通信KURASONA:知立市の防災力向上を目的に、全回覧板や市内保育園・小中学校向けに発行された防災通信です。季節に合わせて年4回発行予定で、地域に合わせて内容をカスタマイズできるWord版も無料公開しています。
- その他の啓発品:防災リュック重さ体感ゲーム、携帯トイレの凝固剤を使った「キラキラ保冷剤づくり」ワークショップ(熱中症対策と携帯トイレの使い方を伝える)、子ども向けのマイ防災ページ(カード)などがあります。

5. 協働・学習
成長と未来を実現するため、行政や他団体との協働、継続的な学習を重視しています。
- 行政・地域連携:
- 知立市(高木代表の在住地域)とは、信頼関係を積み重ね、市の職員の協力を得て企画を実施しています。
- 代表の高木氏は、市民から初の知立市防災会議委員に就任したほか、豊橋市立地適正化計画改定検討委員、刈谷市共存・協働のまちづくり委員など、地域行政の計画改定にも携わっています。また、知立市や刈谷市のハザードマップ改定にも関わっています。
- 学習と専門性の向上:時間を見つけては、県内外の防災施設(例:神戸市人と防災未来センター、大阪市津波高潮ステーション)での体験や、防災の講座・講演会に参加し、知識向上に努めています。また、災害時のフットケアやトイレに関する実践的な内部研修も行っています。
- 受賞歴:2021年には、国土交通省主催の「中部の未来創造大賞」優秀賞を受賞しました。2025年には知立福祉大会感謝状、知立ロータリークラブ杜若大賞、愛知県社会福祉大会感謝状を受賞しています。



親子に向けて防災啓発活動を行っています。防災セミナーや地域イベント出展での防災啓発、SNSを活用して防災の情報発信を行っています。
